世界中で活用されている英語運用能力試験「TOEFL」(トーフル)の日本での運営を行っているETS Japan合同会社が制定。
日付は「トー(10)フル(26)」と読む語呂合わせから10月26日を記念日としたもの。
世界160ヵ国以上、1万2000以上の教育機関でそのスコアが認められている「TOEFL iBT テスト」は、コミュニケーションに必要な「読む」「聞く」「話す」「書く」の4つの技能を総合的に、かつ高い精度・公平性をもって測定し、どれだけ英語を「知っているか」ではなく「使えるか」に焦点を当てている。
人々と世界を近づけ、一人ひとりの可能性をより広げるツールとなる英語を積極的に使うきっかけとしてもらうことが目的。記念日は2023年(令和5年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。
東京を拠点とするETS Japanは、米国ニュージャージー州プリンストンに本社を置く、教育サービスの非営利団体ETSの子会社である。
英語力の証明として、アメリカ、カナダ、イギリス、オーストラリア、ニュージーランドなど英語圏の100%の教育機関や、世界160ヵ国1万2000以上の教育機関でそのスコアが認められているTOEFLテストのほか、海外MBA・大学院留学で必要とされるGREテスト、各種テスト教材、ライティング添削ツールCriterionなど、様々な評価ツールや学習ツールを提供している。
最先端の研究に基づいた公正で信頼性の高いそれらのツールを提供することで、すべての学習者が個々の可能性を最大限高めることができる機会の創出と社会貢献を目指している。
ETS Japanは、2021年(令和3年)5月17日に設立し、東京オフィスを東京都千代田区九段南に、西日本オフィスを京都府京都市左京区粟田口鳥居町に置く。
「TOEFL」は「Test of English as a Foreign Language」(外国語としての英語のテスト)を略したもの。「ETS」は「Educational Testing Service」を略したもの。TOEFLは、その名称の通り非英語圏の出身者のみを対象としており、英語圏の高等教育機関が入学希望者の英語運用能力を判定する際に用いる。
1964年(昭和39年)から実施されている。TOEICと同じく、合否の形で判定される資格や免許ではなく、0~120点のスコアとして判定される実力測定試験である。スコア満点は120点となる。
現在のテスト形式は、2005年(平成17年)より開始されたiBT(アイビーティー、Internet-Based Testing、TOEFL iBT)という、試験をコンピュータ上で行い、問題に対してマウスやキーボードを用いて解答するComputer Based Testing(CBT)である。
関連する記念日として、「トー(10)イッ(1)ク(9)」と読む語呂合わせから10月19日は「TOEICの日」となっている。