大阪府大阪市住之江区に本社を置き、繊維製品の製造・販売などを行う日本シール株式会社が制定。
日付は同社の「エチケットブラシ」で用いる「エチケット」が商標登録された1960年(昭和35年)10月27日より。この日から「エチケットブラシ」の歴史が始まったとの思いから。
2022年(令和4年)に設立100周年の節目となる同社が1959年(昭和34年)に開発・製造・販売した「エチケットブラシ」は、衣類についたホコリやゴミを優しく取り除く人気のロングセラー商品。
「エチケットブラシ」を生み出した会社として、より多くの人に日本シール株式会社を知ってもらうのが目的。記念日は2021年(令和3年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。
同社は1922年(大正11年)7月17日に設立された会社。同社の経営理念は「良心プラス知恵」である。
同社は「ごまかしはしない、人の真似はしたくない」という理念のもとに「良心プラス知恵」を経営哲学としてうち立て、常に相手の立場にたって物事を考え、行動している。そういった一歩先を踏み出す前向きな姿勢が社員のモラル向上につながり、また企業の活力を高めるものと信じている。
1959年(昭和34年)に無数の短いパイルを傾斜させたパイルブラシを独自に開発、世界に特許を出願し、「エチケットブラシ」の名前で発売した。初代モデルは回転式であり、アメリカでも大ヒットとなった。
その後、今日に至るまで新タイプを開発し、現在「エチケットブラシ」関連グッズとして、20種類以上の商品を製造・販売している。また、この素材を応用し、電気掃除機の吸込み口ブラシに、OA機器の部品に、最近ではエアコンのクリーニング装置の部品にと色々な方面で活用されている。
「エチケットブラシ」の商品として、クッション性が高く、幅広生地でお手入れが楽な「ワンプッシュ回転機能付き」や、左右どちらの方向にも使用でき、ホコリはレバーをスライドするだけで自動的にダストボックスに収納される「ベストトレッサー」などがある。