東京都千代田区六番町に本社を置く、音楽・映像ソフトの企画、制作、宣伝を行なうレコード会社の株式会社ソニー・ミュージックレーベルズが制定。
「素顔のままで」「ストレンジャー」「オネスティ」「アップタウン・ガール」など数々の大ヒット曲を持ち、アメリカを代表するシンガーソングライターでありピアニストのビリー・ジョエル(Billy Joel、1949~)。
2023年(令和5年)は彼の代表曲のひとつ「ピアノ・マン」(Piano Man)がリリースされて50年の記念すべき年であり、2024年(令和6年)には16年ぶりの来日公演が東京ドームで行われることから、記念日を通じてビリー・ジョエル=ピアノ・マンというアーティストをより幅広い世代の音楽ファンに知ってもらうのが目的。
日付は「ピアノ・マン」がリリースされた1973年(昭和48年)11月2日にちなんで(※アルバム・リリースは同年11月9日)。また、「いい(11)ふ(2)」(いい譜)と読む語呂合わせでもある。
「ピアノ・マン」はビリーによってリリースされた最初のシングルであり、代表曲でもある。記念日は2023年(令和5年)10月10日に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。
ビリー・ジョエルは、現代に暮らす人々のありふれた苦悩や葛藤、生きる喜びを鋭い観察眼で捉えた歌詞と、親しみやすい極上のメロディーが特徴的で、世界的ヒットを1970年代後半から1990年代前半にかけて連発し、世界で、そして日本で最も愛され続けているソングライター/メロディメイカーである。
全世界でのCD/レコード総売上数は1億6千万枚以上で、これまでに全米No.1ヒット3曲を含む33曲の全米TOP40ヒットを放っており、アルバム・オブ・ジ・イヤー、ソング・オブ・ジ・イヤーとレコード・オブ・ジ・イヤーを含む6つのグラミー賞を獲得している。また、全米では10作品がマルチ・プラチナ・アルバムに認定、レコード総売上第6位(ソロ・アーティストとしては第3位のアーティスト)となっている。
イギリスのエルトン・ジョン(Elton John、1947~)と共に、20世紀後半~21世紀前半、ピアノ・ロックというジャンルを確立した。ビリーが初来日公演を行ったのは1978年(昭和53年)4月23日のことで、東京公演の会場は2023年7月2日に閉館した中野サンプラザ。2006年(平成18年)には5大ドームツアーを開催した。
記念日認定は、50周年を祝福する日本からビリーへのプレゼントになるとともに、今後11月2日が、ビリーにとっても日本のファンにとってもスペシャルな1日となる。記念日認定を記念して、「ピアノ・マン」「オネスティ」「素顔のままで」「アップタウン・ガール」4曲の日本語字幕入りミュージックビデオ(MV)もYouTubeにて公開された。
「ピアノ・マン」のMV
リンク:ソニー・ミュージック、Wikipedia