北海道札幌市に事務局を置く、全道青果物取扱対策会議玉ねぎ取扱対策会議とホクレン農業協同組合連合会が共同で制定。
日付はこの時期に北海道産の玉ねぎの出荷がピークになることと、1102で「いい(11)オニオン(02)」と読む語呂合わせから。
北海道は全国一の生産量を誇る玉ねぎの名産地。記念日を通して、収穫への感謝と玉ねぎを消費者に届けられる喜びを伝え、北海道産の玉ねぎをより多くの人に知ってもらい食べてもらうことが目的。記念日は2022年(令和4年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。
タマネギ(玉葱)は、ヒガンバナ科ネギ属の多年草。英語ではオニオン(onion)となる。ネギ属の中でも大きく肥大した鱗茎(りんけい)を持つ種で、玉ねぎの品種によって色・形状・大きさは様々である。
主に鱗茎が野菜として食用とされる他、葉(葉タマネギ)もネギと同様に調理できる。和名であるタマネギの由来は、文字通り鱗茎が玉のように大きくなる葱の仲間という意味からきている。
日本の生産量の約6割を北海道が占める。次いで佐賀県・兵庫県(主に淡路島)が多く、長崎県・愛知県・静岡県・栃木県でもよく栽培されている。外国産のものは安価で、中国・タイ・アメリカ・オーストラリア・ニュージーランドなどの輸入品が見られる。
ホクレンのWebサイトでは玉ねぎの種類として、「よくねた玉葱」「環(めぐる)」「真白(ましろ)」が紹介されている。
「よくねた玉葱」は、温度を低くする通常の冷蔵に加えて、低酸素・高二酸化炭素の状態を維持するCA貯蔵を行うことで、長期間の品質維持を実現した。北海道の玉ねぎをさらに長い期間味わうことができるようになった。
「環(めぐる)」は、安全・安心を目指す特別栽培農産物。環境に配慮し、バイオ炭を用いた栽培を実施した玉ねぎである。「真白(ましろ)」は、外皮が真っ白で、辛味がほとんどなく、ほんのりと甘いサラダ用の玉ねぎである。
関連する記念日として、「41(良い)0(たまねぎ)」と読む語呂合わせと、愛知の新たまねぎが出荷のピークを迎える時期から、4月10日は「愛知の新たまねぎの日」となっている。