妙義山の日(11月4日 記念日)

群馬県富岡市が制定。

日付は、妙義山(みょうぎさん)を構成する山々のうち最も高い白雲山(相馬岳)の標高(1,104m)から記念日を11月4日としたもの。

妙義山

奇岩怪石が林立し、日本三大奇勝に数えられている妙義山は、2023年(令和5年)3月2日に名勝指定100周年を迎えた。大きな節目の年を迎えた妙義山を広くPRすることが目的。

記念日は2024年(令和6年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。妙義山は富岡市・安中市・下仁田町の境界にあり、3市町は観光振興を目的に「妙義山周辺観光宣伝協議会」を結成して共同で活動を行っている。

妙義山は、日本三大奇景の一つとされる。また、赤城山(あかぎやま)・榛名山(はるなさん)と共に上毛三山(じょうもうさんざん)の一つに数えられる。妙義山は白雲山・金洞山・金鶏山・相馬岳・御岳・丁須ノ頭・谷急山などを合わせた総称で、南側の表妙義と北側の裏妙義に分かれている。

特に下仁田側から眺望できる金洞山(1,094m)は別名・中之嶽(なかのたけ)と呼ばれ、親しまれてきた。奇岩がいたるところに見られる妙義山の中でも中之嶽の景色は、中腹を巡る第1石門から第4石門を始め、ロウソク岩・大砲岩・筆頭岩・ユルギ岩・虚無僧岩といったユニークな名前の岩石群は日本屈指の山岳美と讃えられている。

江戸時代には火伏せや雷除けの霊験があると信じられていた。国の名勝に指定され、日本百景にも選定されている。「上毛かるた」では、「も」の札に「紅葉に映える 妙義山」として採録されている。

1984年(昭和59年)には山岳関係の作品で有名な作家である深田久弥(ふかだ きゅうや、1903~1971年)のファンクラブが制定した日本二百名山の中に加えられた。

妙義山の縦走路は危険個所が多く、遭難も多発しているので富岡市などから注意喚起がなされているが、その山麓では道路整備が行われ、通年での観光が一般客でも可能となっている。

関連する記念日として、8月11日は国民の祝日「山の日」、「と(10)ざん(3)」(登山)と読む語呂合わせから10月3日は「登山の日」、12月11日は「国際山岳デー」、「ふ(2)じ(2)さん(3)」(富士山)と読む語呂合わせから2月23日は「富士山の日」となっている。

リンク富岡市観光Wikipedia

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カテゴリー「11月の記念日」「今日は何の日

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