マイクロニードル化粧品の日(11月12日 記念日)

京都府京都市南区に本社を置き、世界で初めて「マイクロニードル化粧品」を製品化したコスメディ製薬株式会社が制定。

日付は同社が世界で初めてマイクロニードル化粧品を発売した日の2008年(平成20年)11月12日に由来し、また「いい(11)皮膚(12)」と読む語呂合わせから11月12日を記念日にしたもの。

マイクロニードル化粧品

同社は注射に代わる新しい投薬技術として、注射針のような金属ではなく、ヒアルロン酸やコラーゲンなど、美容成分の微細なニードルが肌で溶ける「溶解型マイクロニードル」の開発に成功、製品化。

「美容注射に代わる、溶ける針コスメ」として多くの人々のスキンケアを劇的に変えたこのマイクロニードル技術を活用したマイクロニードル化粧品をより多くの人に知ってもらい、将来的には医療領域における活用範囲の拡大につなげていくことが目的。

記念日は2023年(令和5年)11月2日に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。

コスメディ製薬

コスメディ製薬株式会社は2001年(平成13年)5月30日に設立した会社。京都薬科大学における経皮吸収の基礎研究で培った技術をもとに医薬品、化粧品および医療用粘着製品を開発する製薬メーカーである。

同社は薬効成分を皮膚から吸収させる経皮送達システム(Transdermal Therapeutic System:TTS)基礎研究を基盤とした皮膚関連技術の研究開発企業として医療・健康・美容分野のイノベーションで人々のQOL(Quality of Life:生活の質)向上に貢献する。

マイクロニードル技術とは、微細針の先端部に薬剤を含有させ、皮膚に貼付することで薬剤を体内に投与するパッチ形態の新規経皮吸収製剤である。

マイクロニードル製剤の特徴として、水溶性高分子薬物の経皮伝達が可能、投与に痛みを伴わない、出血しない、簡便かつ安全な投与形態により自己投与が可能、固形製剤により輸送・保管に便利、注射針の産業廃棄物のコスト削減などが挙げられる。

同社の独自技術で開発された溶解型マイクロニードルは、生体親和性の高い高分子ヒアルロン酸を基材として、薬剤や有効成分を混合したものを、用途や目的に合わせて数十から数百μmの長さの微細な針が整列したシート状に成形したものである。

皮膚に貼付することで、ニードルが直接皮膚の内部に入り、内部で溶解・浸透する。このため、薬剤を皮膚に塗布するよりも、はるかに効率的かつ多量の有効成分を伝達することが可能となる。

溶解型ニードルは、その効果はもとより、安全性や簡便性からも、注射に代わる剤型として、医薬分野だけでなく美容分野でも大変注目されている。

リンクコスメディ製薬Wikipedia

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カテゴリー「11月の記念日」「今日は何の日

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