東京都台東区上野に本社を置き、魚肉の練製品・レトルト食品の製造・販売などを手がける株式会社丸善が制定。
「チーかま」は、「かまぼこ」を基調に「チーズ」を混ぜ合わせた製品である。これに由来して、日付は11月11日の「チーズの日」と11月15日の「かまぼこの日」の中間の日から11月13日に。
料理にはもちろん、おやつやお酒のおつまみなど、幅広い世代に愛されている「チーかま」をさらに多くの人に味わってもらうことが目的。記念日は2019年(令和元年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。
「チーかま」は、たらを主原料とする「かまぼこ」に、専用の「チーズ」をミックスした「チーズ入りかまぼこ」の元祖である。「チーかま」は丸善の登録商標。そのため、「チーかま」と呼べるのは同社の製品だけである。
「チーかま」は、当時の開発研究員が、ドイツのソーセージに「チーズ」を入れたものがあるのを知ったことがきっかけとなり誕生した。日本の伝統的な食品である「かまぼこ」にうまく応用できないかと試行錯誤して、ついに1968年(昭和43年)に「おらが幸」という名前で消費者の前にデビューした。
「おらが幸」という名前は材料に北海道の牛乳や、海の幸を使っていたことに由来する。小学校の給食などに導入され、子どもに美味しいと評判だった。その後、スティック型の「チーかま」が一般市場に発売されるようになり、酒のつまみとしても好評を博した。
商品ラインナップには元祖「チーかま」のほかに、チェダー・ゴーダ・ゴルゴンゾーラ・パルメザンの4種類のチーズを使用した「チーかま濃厚」や、唐辛子を練り込んだピリ辛の「ピリピリチーかま濃厚」、中心に北海道産クリームチーズをたっぷり詰めた「クリーミーチーかま」、さらに黒トリュフの香りが立つ「クリーミーチーかま 黒トリュフ」などがある。