セルフレジの日(11月18日 記念日)

東京都中央区新川に本社を置き、情報処理システムや通信システム、ソフトウェアの製造・販売などを手がける日本NCR株式会社が制定。

日付は日本で初めて同社が納入したセルフレジが稼働し、消費者が利用した2003年(平成15年)11月18日から。

セルフレジ

スーパーマーケットを中心とした小売店で導入されているセルフレジは、コロナ禍において従業員と消費者の安心・安全の観点からも関心が高まっている。

記念日を通してセルフレジの利便性と合理性をさらに多くの人々に知ってもらい、その普及に役立てるのが目的。記念日は2021年(令和3年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。

日本NCR

同社は1920年(大正9年)2月24日に日本金銭登録機株式会社として設立された会社で、その後、情報システムのグローバル企業であるアメリカのNCR社の日本法人となった。

製造業に対するデータウェアハウス製品、流通業に対するストア・オートメーション・システム、金融業に対する手形・小切手管理システム、外為システム、コールセンター・システムなどの製品を製造・販売する他、それら製品のメンテナンス事業などを行っている。

一般消費者の目に触れる製品ではレジスター、バーコードスキャナーなどがあり、関連会社を通じて現金自動預け払い機(ATM)などの金融機関向け機械の製造も行っている。キャッシュレジスターやATMにおいては、世界最大手である。

キャッシュレジスター(cash register)は、主に小売店において、商品の販売額を計算・記録する機器。日本語では「金銭登録機」、日常用語の略称としては「レジ」と呼ばれる。

キャッシュレジスター

そんなレジスターは、1878年(明治11年)にアメリカのジェームズ・リッティ(James Ritty、1836~1918年)が発明したとされる。また、翌1879年(明治12年)にリッティ兄弟はデザインの特許を取得した。

その後、1897年(明治30年)にレジスターが日本に初めて輸入され、1953年(昭和28年)には日本初のスーパーマーケット開店を同社が支援した。

そして、2003年(平成15年)に同社は日本初のセルフレジ「NCR FastLaneセルフチェックアウト」を納入した。セルフレジは、スーパーやコンビニなどで、客自身が商品を登録(スキャン)し、精算処理を行うレジスターである。

店員が立ち会わないフルセルフレジに対して、商品の登録はレジ係の店員が行い、その後に客が近接の自動精算機で支払うシステムはセミセルフレジと呼ばれる。セルフレジの導入は、レジの待ち時間の短縮やコスト削減、回転率の上昇、精算ミスの防止、接触の減少などのメリットがある。

リンク日本NCRWikipedia

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カテゴリー「11月の記念日」「今日は何の日

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