日付は「いい(11)ミラー(30)」と読む語呂合わせから。
鏡(mirror)を大切にして、健康で美しい生活を目指す日とされている。書籍にも記載されている記念日であるが、制定した団体については定かではない。
11月11日も「鏡の日」となっている。こちらは鏡を扱う業界団体の全日本鏡連合会が制定した記念日で、日付は「11 11」や漢字の「十一 十一」を縦書きにした文字が左右対称であることに由来する。
鏡には、鏡台・姿見・壁掛け鏡・卓上立て鏡のような形態がある。化粧のために手鏡を立てかける台、もしくは鏡を取り付けられた台を「鏡台」(かがみだい、きょうだい)と呼び、どちらも多くは化粧品などを納める引き出しが付いている。
鏡台は東洋・西洋どちらにもあり、日本では明治以降、徳島県が大産地となって「阿波鏡台」と呼ばれた。かつて、鏡台は女性の化粧や身支度に欠かせないものであった。
また、鏡は「女の魂」とまでいわれ、鏡台は嫁入り道具の一つとして家庭に備えられていた。現在では、大きな鏡を取り付けた洗面化粧台が増え、独立した鏡台の需要は減少している。