広島県広島市西区に本社を置き、お好みソースなど様々なソースや調味料などを開発・製造・販売するオタフクソース株式会社が制定。
「デーツ」(Date)とは、ナツメヤシの実を完熟させたドライフルーツのことである。お好みソースの甘みとコクを出す原材料としても使われ、栄養価の高い「デーツ」の認知度を高め、多くの人に食べてもらうきっかけの日とすることが目的。
日付は12月の英単語「December」の頭文字のDと数字の2を組み合わせて「デー(D)ツ(two=2)」と読む語呂合わせから。また、ヨーロッパではクリスマスのお菓子の材料に使われるので、クリスマスの月に「デーツ」を広めていきたいとの思いが込められている。
記念日は2020年(令和2年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。同社では「デーツ」をお好みソースの原料として使用するほか、ドライフルーツの商品としても販売している。
ヤシ科に属する常緑の高木「ナツメヤシ」の果実が「デーツ」と呼ばれ、その収穫した果実を乾燥させることで保存性が増す。デーツは北アフリカや中東では主要な食品の一つであり、この地域を中心にナツメヤシが広く栽培されている。
2004年(平成16年)時点でのデーツの生産量は全世界で670万トンに達し、主な生産国はエジプト(16.2%)、イラン(13%)、サウジアラビア(12.3%)などである。デーツの歴史は古く、古代メソポタミアや古代エジプトの紀元前の時代からデーツは重要な食べ物であり、ナツメヤシの栽培が行われてきた。
「デーツ」は楕円球型をしていて、熟すとその色は品種にもよるが明るい赤から黄色になる。その後、保存のために乾燥させると濃褐色になる。デーツには食物繊維をはじめ、カリウム、カルシウム、マグネシウム、葉酸、鉄などの栄養素がギュッとつまっている。
ドライフルーツの「デーツ」はそのまま食べても独特の甘みとコクを楽しむことができる。また、コーヒーや紅茶、ほうじ茶などの飲み物と合わせたり、チーズやナッツと合わせて食べたり、きざんでヨーグルトに入れたりと色々な楽しみ方ができる。