障害者が複数いる家庭に思いをはせる日(12月10日 記念日)

大阪府吹田市の「障害者が複数いる家庭に思いをはせる会」が制定。

日付は障害や大きな病気をもつ人が家庭に複数いることの意味から12月9日の「障害者の日」の翌日の12月10日としたもの。

障害や大きな病気などをもつ人が複数いる家庭があること、そうした家庭に起きがちなことを知ってもらい、困った時にサポートを求めやすい環境を記念日を通して作っていくのが目的。

専門の相談窓口の創設や当事者が集える場所を増やすきっかけにとの思いが込められている。記念日は2023年(令和5年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。

障害者の定義については、個々の法律などによって規定されている。1970年(昭和45年)に施行された障害者基本法における「障害者」とは、身体障害、知的障害、発達障害を含む精神障害、その他の心身の機能の障害がある人で、障害及び社会的障壁により継続的に日常生活又は社会生活に相当な制限を受ける状態にある人、と定義されている。

日本における障害者の人数は2017年(平成29年)時点で、身体障害者が436.0万人、知的障害者が108.2万人、精神障害者が419.3万人で、総数は963.5万人と推計されている。この数字により国民のおよそ7.6%が何らかの障害を有していることになる。

障害者の人数はその推移から増加傾向にあり、2006年(平成18年)では655.9万人であったのが、2018年(平成30年)には936.6万人と約10年間で1.4倍になっている。

身体障害者・知的障害者・精神障害者の生活の場については、在宅で生活している人が大半である。同居者は「親と暮らしている人」の割合が最も高く65.6%、次いで「夫婦で暮らしている人」の割合が32.8%となっている。

関連する記念日として、12月3日は「国際障害者デー」、12月3日~9日の一週間は「障害者週間」となっている。

リンク厚生労働省Wikipedia

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー「12月の記念日」「今日は何の日

関連記事