「鰻」(うなぎ)の名前の由来

ウナギは、ウナギ目ウナギ科ウナギ属に属する魚の総称である。世界中の熱帯から温帯にかけて分布するニホンウナギ・オオウナギ・ヨーロッパウナギ・アメリカウナギなど18種が属する。海で生まれ、淡水にさかのぼって成長する。

ウナギの語源については諸説ある。古語は「ムナギ」であり、胸が黄色いので「胸黄むなぎ」という説。細長い体形が棟の木に似ていることから「棟木むなぎ」とする説。「身」の古い語形が「ム」なので、「ムナガ」(身長)→「ムナギ」になったという説などがある。

「鰻」のつくりの字「まん」は、「細長い」「長くのびる」という意味で、ずるずると長く伸びた草木の「つる」を「曼」という。この「曼」という字が、細長い魚であるウナギを表す字に当てられた。

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カテゴリー「魚へん漢字の由来

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