その神社は熊本県阿蘇郡南阿蘇村にあり、「宝が来る」という意味の「宝来宝来(ホギホギ)神社」である。
神社が建てられたきっかけとなったのは「当せん岩」と呼ばれる大きな岩。
10年ほど前にその場所に倉庫を建設する工事が行われていた。その工事の際にこの大きな岩が発見された。岩を壊そうしたその夜、夢の中にその岩が出てきて「どうして、岩を取り壊そうとするのか」と問われ、「生活のためにお金が必要なんだ」と答えると、「そんなにお金が必要なら宝くじを買いなさい」と言われた。
試しに宝くじを買ってみると、なんとお告げ通りに高額当せんした。そのお礼にと建てたのが、このホギホギ神社である。
この噂は瞬く間に広がり、ご利益にあやかりたいと全国から参拝客が訪れるようになった。
お祈りには独特のスタイルがあり、「ホギホギ」と呪文を唱えながら参拝するというもの。年間9万人が訪れ、この神社を訪れた人から当せん者が出ている。その当せん者がさらに寄付することで、神社のスケールもさらにアップしている。
リンク:宝来宝来神社
2017/8/4
カテゴリー「歴史・文化」