東京・日枝神社には火事にならないすごい技術が施されている

東京都千代田区永田町にある日枝神社は500年以上の歴史を持ち、江戸三大祭りの一つ、山王祭が行われる。

そんな歴史的な遺産である日枝神社を火から守るのは、株式会社日興が開発した特殊な液体である。その特殊な液体は木材だけでなく紙類でも燃えなくなる効果がある。

防炎効果がある特殊な液体の主な成分は、無機リン酸、硫酸アンモニウム。これらの成分は熱を加えると木材の水を吸収する働きがある。木材の表面を炭に変化させることで燃焼を抑制する。火が消えて温度が下がると吸収した水分を元の木材へ戻す性質がある。そのため、表面が炭になるだけで中の木材は燃えない。

その防炎剤を塗った木材はガソリンをかけても燃えない。表面は炭になり黒くなるが表面を削ると中の木材は元の状態を保っている。また、新聞紙に防炎剤を塗ってガスバーナーで燃やすと表面の1枚のみが燃えるだけで中の紙は燃えない。

この防炎剤を使った防火対策は、豊国神社(京都市)、東伏見稲荷神社(東京都西東京市)、寒川神社(神奈川県寒川町)、那谷寺(石川県小松市)など、建て替えの難しい全国の歴史的な建物に施されている。

リンク:日枝神社日興

2017/8/15

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カテゴリー「歴史・文化

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