DJ住職がお経を唱えるテクノ法要がある

DJ住職がいるのは福井県福井市東郷二ケ町にある浄土真宗本願寺派の照恩寺というお寺。1475年に一乗谷にでき、1584年に現在の場所に移築されたという長い歴史を持つ。

一見普通のお寺だが、いざお経をあげる時になると住職はテクノのリズムに乗って、ノリノリでお経を唱える。また、プロジェクションマッピングと舞台照明を使い、色鮮やかな光とお経を映し出す新しい形の法要である。

テクノ法要
テクノ法要
画像元withnews

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住職の朝倉行宣さんは、若い頃にDJやLIVE照明の仕事をしていて、「イエロー・マジック・オーケストラ」や「Perfume」のパフォーマンスに感銘を受け、思いついたのが「テクノ法要」だった。お寺やお仏壇のお荘厳(飾りつけ)は元々極楽浄土を表現したもので、このテクノ法要は現代の光で極楽浄土を表現する試みを行っている。

住職の朝倉さん
朝倉行宣さん
画像元grape

朝倉さんは子どもや若い人たちにお寺に来てほしい、お年寄りにも遊びに来てほしいという思いからテクノ法要を始めた。若い子からは「Perfumeのライブに来たみたいで楽しかった」、お年寄りからは「お浄土って奇麗やねぇ」「もうすぐ、こんな世界に行けるかと思うと、楽しみや!」と評判も良い。

リンク照恩寺(Facebook)

2017/10/19

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カテゴリー「歴史・文化

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