約100年前からあるモノ11つ

2017年(平成29年)現在、古い順から扇風機(124年前)、タクシー(120年前)、吉野家(118年前)、クリームパン(113年前)、マヨネーズ(112年前)、乾電池(107年前)、アイロン(107年前)、女性専用車両(105年前)、宝塚歌劇団(103年前)、ラジオ体操(92年前)、発泡スチロール(67年前)を簡単に紹介。

扇風機
1893年(明治26年)に扇風機が発売された。開発したのはアメリカのウェスティングハウス社であった。翌1894年(明治27年)に芝浦製作所(現:東芝)が日本初の扇風機を開発した。

タクシー
1897年(明治30年)にタクシー自動車が誕生した。ドイツの技術者であるゴットリープ・ダイムラーが世界初のメーター付きタクシー(ガソリン車)「Daimler Victoria」を製造した。

吉野家
1899年(明治32年)に東京・日本橋で創業した。創業者・松田栄吉が大阪府西成郡野田村字吉野(現:大阪市福島区吉野)の出身だったことから屋号が吉野家になった。

クリームパン
1904年(明治37年)に発売された。シュークリームの美味しさに感銘を受けた新宿中村屋の創業者・相馬愛蔵がこれをパンに応用することを考え、開発したものが元祖である。これが日本中に広まったといわれている。

マヨネーズ
1905年(明治38年)にアメリカで発売された。日本では、1925年(大正14年)に中島董一郎によって初めて製造・販売された。当時はマヨネーズを知る人は少なく、生産量も年間600kgとわずかで、愛好者はもっぱらハイカラ族だった。しかし、その後は戦争で生産が一時ストップしたものの、消費量は年々増えている。

乾電池
1910年(明治43年)に日本で発売された。乾電池の発明者である屋井先蔵が同年に合資会社屋井乾電池を設立し、神田区錦町一丁目に販売部を新築するとともに、浅草神吉町に乾電池の製造工場を設け、乾電池の本格量産にとりかかった。筒型の金属ケースを用い、現在の乾電池のスタイルを確立している。屋井乾電池は海外品との競争にも勝ち、日本国内乾電池界のシェアを掌握し、屋井は乾電池王とまで謳われるようになった。

アイロン
1910年(明治43年)頃に電気アイロンが実用化された。電気アイロンを発明したのはアメリカの発明家トーマス・エジソンである。エジソンは電球の発明者というイメージがあるが、最も大きな功績は発電から家庭への送電までの電気の事業化に成功したことである。電気の使い道の一つが電気アイロンであった。

女性専用車両
1912年(明治45年)1月31日に日本で最初の女性専用車両が東京の中央線に導入された。朝夕に限り導入され、当時の名前は「婦人専用電車」だった。男性と女性が一緒の車両に乗るのは好ましくないという当時の国民性を反映して導入されたものの、短期間で廃止された。その後、性犯罪防止のために2000年(平成12年)から女性専用車両が導入された。

宝塚歌劇団
1914年(大正3年)に初公演が行われた。宝塚は今日も人気を集める未婚の女性だけで構成された歌劇団である。現在は花(はな)・月(つき)・雪(ゆき)・星(ほし)・宙(そら)の5組と、いずれの組にも所属しない専科に分かれている。

ラジオ体操
1925年(大正14年)にアメリカで誕生した。日本のラジオ体操は、アメリカのメトロポリタン生命保険会社により健康増進・衛生思想の啓蒙を図る目的で考案され、同年3月31日から広告放送として放送されていたラジオ体操番組「Setting up exercise」が基となっている。

発泡スチロール
1950年(昭和25年)にドイツで誕生した。日本では1959年(昭和34年)より生産が始まった。

2017/10/19

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カテゴリー「歴史・文化

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