空の段ボールや上の方に隙間のある段ボールの場合、人が座るなど上面の中央に強い圧力がかかると簡単に潰れてしまう。
以下の画像のように、段ボールの内側の耳にガムテープを貼り固定するだけでかなり丈夫になる。
ガムテープの中央部分がむき出しになるため、中の物にガムテープが付きそうな場合は、紙を1枚入れてからガムテープを貼るとよい。画像元のコメントでは、この方法を「ヤマトのお兄さんから聞いた」とのこと。
段ボールは中心に最も圧力がかかるため、外側は十字にして補強する。
画像元:引越し自分で
これは「モノコック構造」といい、自動車や飛行機に使われている原理を利用している。モノコック構造とは、柱やフレームで支えるのではなく、自動車や鉄道車両、飛行機のように外板の面全体で支える構造のこと。
外板に必要最小限の加工を施して強度剛性を持たせる設計で、内部空間を広く取ることができ、構造を簡素化することで軽量化にもつながる。住宅にも採用されており、耐震性能をより高めることができる。
画像元:ハイブリッドeハウス
段ボールの場合の1番のポイントは内側の耳をガムテープで固定することにより、面が出来上がること。これにより上からかかる圧力が面に沿って分散するため、丈夫な段ボールが出来る。この段ボールの強度は3倍以上であり、上に人が座っても潰れない段ボールとなる。
2018/2/2
カテゴリー「生活・科学」