冷奴(ひややっこ)は、豆腐を使った料理の一つで、冷やした豆腐の上にネギや生姜、かつお節などの薬味を載せたり、醤油などの調味料を使用して食べる。
冷奴には本来、厳密な決まりがあり、それが「3cm角に切った豆腐」というものである。「冷奴」の語源の有力な1つの説として、「奴」は江戸時代に大名行列の先頭で槍や箱を持つ「槍持奴(やりもちやっこ)」と呼ばれる武士に由来する説がある。
その武士の着物には「釘抜紋」と呼ばれる四角い紋が入っていて、その形に似ていることから正方形の形に切った豆腐を「奴豆腐」と言い、冷やしたものを「冷奴」と呼ぶようになった。
釘抜紋
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その釘抜紋の四角の模様の大きさが3cm角だったとされる。これに由来して、公益社団法人・全国調理師養成施設協会が発行している『総合 調理用語辞典』には、奴は「豆腐の切り方の呼び名で、3cm角に切ること」と記載されている。そのため、冷奴は厳密には「豆腐を3cm角に切った料理」であると言える。
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2019/5/13
カテゴリー「食べ物」