かくれんぼ自慢の大人たちが集まって世界一を競う大会があり、その大会はイタリアで毎年開催されている。
それは「Nascondino World Championship」という名前の大会で、「nascondino」は「かくれんぼ」という意味である。2010年からイタリアで開催されており、イタリアをはじめ、フランス、アメリカなど世界中から300人以上が出場する。2017年の第8回大会には初出場の日本チームを含む約20ヵ国80チームが参加した。
かくれんぼの舞台は、大自然に囲まれた土地の一画で、その場所には身を隠すための様々なアイテムが設置されている。鬼役を務めるのは大会側が用意した屈強なスポーツ選手などで、参加者たちは鬼に見つからないよう、フィールド内に置かれた様々なものを使って身を隠し、息を潜める。中には芝と同化する強者もいる。
ルールは日本の缶蹴りに似ていて、世界大会ではポイント制を導入している。基本的に5人1チームで競技を行い、制限時間10分以内に草原の中に設置されたマットレスにタッチするとポイントとなる。3日間にわたり熱い戦いが繰り広げられ、かくれんぼ世界一の座を決める。優勝チームには「Golden Fig Leaf」(葉っぱが形取られた金メダル)が授与される。
リンク:日本かくれんぼ協会、Nascondino World Championship
2019/5/18
カテゴリー「スポーツ」