犯罪は起こるのを未然に防ぐことが重要で、様々な種類の防犯グッズがある。そんな中、警察が注目している防犯アイテムがキリン「生茶」である。
生茶のパッケージが重要なポイントで、中でも自動販売機で売られている生茶に大きな関係がある。それは生茶のボトルの中に小型カメラを設置して、防犯カメラとして利用するというものである。
その生茶のボトルをよく見ると小さなが穴が開いていて、そこから防犯カメラで街の様子を見守っている。これはキリンビバレッジが警察の助言をもとに開発した「みまもり自動販売機」である。
東京都足立区の西新井警察署は防犯カメラの設置台数を増やすため、街中にある自動販売機を活用できないかと考え、生茶の小型カメラが開発された。生茶の防犯カメラは設置する高さが重要である。高い位置からの撮影が多い従来の防犯カメラだと、顔が認識できないことが多いという問題があった。そこでボトルの高さにカメラを設置することで、顔をより鮮明に撮影することが可能になった。
数あるボトルの中で生茶が選ばれた理由としては、生茶は定番商品のため入れ替えが少なく、防犯カメラを再設置する必要がほとんどないことが挙げられる。また、透明なボトルだと中のカメラが見えてしまうという問題があり、ボトルが透明ではない生茶がカメラを設置するのに最適だったためである。
現在、足立区には「みまもり自動販売機」が22台設置されており、今後も通学路や公園、公共施設、賛同する民間企業などを中心に台数を増やしていく予定である。
リンク:キリン
2019/6/17
カテゴリー「生活・科学」