そうめんの相場は占いで決められる

夏定番の麺といえば「そうめん」だが、奈良県桜井市の特産品である「三輪素麺(みわそうめん)」の相場は占いで決められている。

三輪素麺

同市には「大神(おおみわ)神社」という三輪山を神体山とする神社がある。大神神社は日本で最も古い神社の一つとされ、奈良時代に飢饉と疫病に苦しむ民を救うため、祭神の神意を得て三輪の地で小麦を作り、清流を利用して初めて「そうめん」が作られたという伝承が伝わっている。この言い伝えから、三輪地方は「そうめん発祥の地」とも言われる。

また、大神神社の祭神は「そうめん作りの守護神」とされ、毎年2月5日にこの神社でそうめんの占いが行われる。その行事は「ト定祭(ぼくじょうさい)」と呼ばれ、「高値」「中値」「安値」の3種類の価格が書かれた紙があり、その中から1つが選ばれ、その年の三輪素麺の卸値が決まる。2018年は「中値」、2019年は「高値」であった。

リンク大神神社Wikipedia

2019/8/12

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カテゴリー「食べ物

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