国会など国の運営に関わる議会や委員会の会場で飲むことが許されているのは水、それも「水道水」である。
これは国会発足当時の明治時代からの慣習で、それが今でも受け継がれている。しかし、参議院の農林水産委員会だけでは、水以外のある飲み物が会議室に置かれ、飲むことが許されている。その飲み物とは「牛乳」である。委員会の審議中に冷たくて美味しい牛乳が飲めるという。
最近の日本における牛乳の消費量の減少は深刻な問題となっている。委員会の様子がテレビで放映される場合もあり、そういう時に印象が良くなるようにと牛乳が置かれ、飲んでもよいとなった。少しでも牛乳の消費拡大を促したいとの想いが込められている。
また、その他に参議院の決算委員会では紅茶とコーヒーが飲めるという慣習があり、衆議院の農林水産委員会でも理事会において、お茶をアピールするために冷茶が出されたという情報もある。
2019/9/8
カテゴリー「歴史・文化」