ウイスキーの年数表記が消えた理由

ウイスキーはハイボールの爆発的なヒットで人気が高まっており、国内消費量もこの10年で2倍以上になっている。

サントリー「響17年」

ウイスキーといえば、「17年」や「21年」など熟成年数を表記しているイメージがあるが、現在、国産ウイスキーの年数表記がなくなってきている。例えば、サントリーの「響17年」は最低17年以上寝かせた原酒を使用したウイスキーだが、2018年9月に販売が休止された。同様にサントリー「白州12年」も同年6月に販売が休止された。

ウイスキーは最近でこそ人気があり、よく飲まれているが、少し前まであまり飲まれていなかった。実際、ウイスキーの国内消費量が落ち込んだ時期があり、ハイボールが人気となる前の2008年まで消費量は減少していた。酒造会社もその時期に多くのウイスキーを仕込むわけにはいかなかった。

ウイスキーは様々な熟成年数のものをブレンドして造られ、ウイスキーの年数表記はブレンドした中で一番若い年数を表記する。ウイスキーをあまり造っていない時期があり、さらに近年のハイボール人気で長期熟成させた原酒の在庫が無いため、年数表記して販売することが難しい状況にある。

リンクサントリー産経ニュース

2019/9/15

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カテゴリー「食べ物

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