近年、都内にはお弁当などを販売するキッチンカーが集まるスポットが増えている。これにはあるものの増加が関係している。
それは高層ビルが増加したことが理由の一つに挙げられ、これをきっかけにキッチンカーの活躍の場が増えた。高層ビルの周りにはオープンスペースがあり、その空間がキッチンカースポットとして活用されている。
この空きスペースは「公開空地」(こうかいくうち)と呼ばれ、建物の密集を防ぐなど都市空間を快適に保つために設けられたスペースであり、一般に開放され、人は自由に通行または利用できる。
高いビルを建てたい場合には、このような空きスペースを一定以上の広さで作る必要があるなど法律で定められている。そして、2020年東京オリンピック・パラリンピックを控えた今、超高層ビルの建設ラッシュであり、空きスペースも増加している。その公開空地の面積は東京ドーム42個分の200万m2にも及ぶ。
この公開空地の利用について、以前は営利目的の使用ルールが厳しく、管理するビル側は空きスペースを持て余すこともあった。近年、東京ではその規制が緩和され、キッチンカーブームに拍車をかけた。
キッチンカーのブームにより、お客さんは美味しい料理を安く買うことができ、キッチンカー側は店舗を持つより効率よく利益を得られる。そして、ビル側は空きスペースを有効活用でき、出店料をもらえるという、それぞれが得をする関係になっている。
リンク:Wikipedia
2020/1/14
カテゴリー「食べ物」