「食べられる緩衝材」ポップコーン

高知県高知市の食品卸売会社「あぜち食品」では、「食べられる緩衝材(かんしょうざい)」としてポップコーンを製造・販売している。

「食べられる緩衝材」ポップコーン

同社は創業当初から豆菓子などのおつまみの仕入れ・販売を行っていた。2003年(平成15年)10月に知人の老舗ポップコーン製造会社が廃業することになり、工場の設備をそのまま引き継ぎ、ポップコーンの製造・販売を開始した。

しかし、当初はポップコーンを販売し始めたことを周りに認知してもらえず、何か良い宣伝方法はないかと頭を悩ませていた。そんな中で、同社のインターネット通販で購入した人へのオマケとして、ポップコーンを入れていたところ、「緩衝材のようだ」と話題になった。

その後、「緩衝材としてポップコーンを入れています」というメッセージを書いた手紙を入れるにようになり、2016年(平成28年)12月にはTwitterを中心にネット上で大きな話題となり、広く知られるようになった。

そして、2018年(平成30年)10月には専用の袋を作り、ネット通販サイト「楽天市場」で「食べられる緩衝材」として購入できるようになった。そのパッケージの表面には「食べられません」ではなく、「食べられます」の文言が記載されている。

また、パッケージの裏面は無地になっており、オリジナルステッカーを貼ることで販売を促進するための販促品にもなる。2021年(令和3年)4月時点で、「食べられる緩衝材」は5個セット・送料無料で1296円(税込)となっている。

リンクあぜち食品

2021/4/12

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カテゴリー「生活・科学

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