東京スカイツリーにある秘密の研究室

東京都墨田区押上にある「東京スカイツリー」は、2012年(平成24年)2月29日に完成し、同年5月に電波塔・観光施設として開業した。

東京スカイツリー

高さ634mある東京スカイツリーには、高さ350mに第1展望台・天望デッキ、高さ450mに第2展望台・天望回廊がある。第2展望台は一般の人が行ける最上階になるが、さらにその上の高さ460mの場所に秘密の研究部屋がある。

その秘密の部屋を知るのは従業員でも一部の人のみで、安全のためにヘルメットや安全帯、反射ベストを着けて上がる必要がある。その秘密の場所は部屋と言っても外を歩かないと行くことが出来ない。

第2展望台の上にあたる外を歩いて進むと、1つの扉があり、その中が研究をするための部屋になっている。その研究室ではスカイツリーの外を漂う雲粒(うんりゅう・くもつぶ)の大きさなどを測っている。雲粒とは雲を構成する水滴や氷結晶のこと。雲の成分を測定し、データを収集・解析することでゲリラ豪雨の予報を目指している。

東京スカイツリーが完成する前までは、雲の中に入ってデータを取得するのがとても難しく、実際に飛行機に乗って直接雲の中に入るという方法で実施されていた。

地上460mの高さに位置するこの秘密の研究室では、その高さを十分に活かして雲の基礎的なデータを取得している。日本一高い建造物・電波塔の東京スカイツリーだからこそ出来る研究というわけである。

リンクWikipedia

2021/7/30

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カテゴリー「生活・科学

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