「ピーナッツ」は「ナッツ」ではない

「ナッツ(nuts)」とは、「硬い殻をもった食べられる木の実」の総称であり、栄養が豊富なナッツは「天然のサプリメント」とも呼ばれる。

ナッツには「アーモンドナッツ」や「カシューナッツ」「マカダミアナッツ」「ココナッツ」「ヘーゼルナッツ」などがある。そんな中で「ピーナッツ」は名前に「ナッツ」と付くが木の実ではなく、厳密には「ナッツ」ではない。

ピーナッツ
ピーナッツ

「ピーナッツ」は別名が「落花生」であり、この名前は「ちて、土の中で実をむ」という意味に由来する。ピーナッツ(落花生)という草はマメ科の植物であり、その種子の「ピーナッツ」は「木の実」ではなく「豆」である。

ピーナッツは英語では「peanuts」であり、「pea」は「豆」特に「エンドウ豆」を意味するが、実際にはエンドウ豆とも違う種類である。さやに入っているところが豆(pea)で、形や味が木の実(nuts)に似ていることから「ピーナッツ」の名前が付けられた。

「ナッツ」に分類される木の実の例を挙げると、ブラジル原産のウルシ科の「カシュー」という木になる木の実が「カシューナッツ」である。果実の先端部分に木の実があり、硬い殻の中に日本では一般的にカシューナッツと呼ばれる種子がある。

カシューナッツ
カシューナッツ

また、オーストラリア原産のヤマモガシ科の「マカダミア」という木になる木の実が「マカダミアナッツ」である。マカダミアナッツはその上品で深い味わいから「ナッツの王様」と称される。

マカダミアナッツ
マカダミアナッツ

世界で生産されるマカダミアナッツのほとんどはオーストラリア産とハワイ産であり、マカダミアナッツチョコレートはハワイの土産物として人気が高い。日本でも明治やロッテから商品としてマカダミアナッツチョコレートが販売されている。

ちなみに、ピーナッツやナッツに関連する記念日として、11月11日は「ピーナッツの日」、7月22日は「ナッツの日」、1月23日は「アーモンドの日」となっている。

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2021/9/26

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カテゴリー「食べ物

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