競技場のトイレ行列を減らす方法

サッカースタジアムには女性を含め多くのサポーターが観戦に訪れる。そんな女性の悩みの種がハーフタイムのトイレ行列である。

サッカーの試合ではハーフタイムにトイレの行列ができやすい。野球では攻守交代がはっきりしていて、席を立つタイミングが多い。しかし、サッカーの場合は試合が始まると席を立ちにくく、休憩時間がハーフタイムの1回と決まっているため、人が集中してトイレが混雑してしまう。

そんなトイレにできる行列を解消するためにトイレからあるものを撤去した競技場がある。それは普通のトイレには必ずと言っていいほど設置されている「鏡」である。

等々力陸上競技場の女子トイレ
等々力陸上競技場の女子トイレ

神奈川県川崎市にある等々力(とどろき)陸上競技場では、2015年3月の改修の際に男子用・女子用ともにトイレから鏡がなくなった。鏡が手洗い場にあるとどうしても鏡を見て化粧などで身なりを整える人が多くなり、混雑してしまう要因になる。そこで手洗い場の鏡をなくすことでトイレの混雑を解消することに成功した。

その他にも、トイレに一方通行の動線を作る工夫や、個室内の壁に色を付けてドアが空いているか否か(使用中か否か)が一目で分かるようになっている。これらはハーフタイム休憩の15分間に全員が観客席まで戻れることを目標として設計されたものである。

リンク川崎フロンターレWikipedia

2024/10/9

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カテゴリー「スポーツ

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