ほしいも(干し芋)の国内生産量が第1位である茨城県が制定。
日付は一月十日の数字を重ねると「干」という文字になること。また、ほしいもを作る工程で重要な糖化(10日)作業との語呂合わせと、ほしいもが1月から2月にかけて最も美味しい時期となることから。
ほしいもはサツマイモだけを原料に使用し、砂糖や添加物を一切使用せずに作られているので、自然の甘さを楽しめるだけでなく、水溶性食物繊維が豊富に含まれているため血糖値が上がりにくく栄養価も豊富。
ほしいもの美味しさと魅力をより多くの人に知ってもらい、食べてもらうことが目的。記念日は2024年(令和6年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。
2025年(令和7年)1月10日(金)の「ほしいもの日」には、全国から選りすぐりのほしいもを集めて、日本一のほしいもを決める「全国ほしいもグランプリ2025」が開催される。
ほしいもは、蒸したサツマイモを薄く切って乾燥させた食品で、乾燥いも、甘藷切干(かんしょきりぼし)などとも呼ばれる。薄切りの他に、丸干しや棒状に切ったものもある。
ほしいもの発祥は静岡県とされ、日本での生産量は茨城県が最も多い。他に三重県や長崎県、中国などで生産されている。
日本では全国各地で様々な乾燥芋が作られており、静岡県の切り干し芋、茨城県の干しいも、三重県のきんこ、高知県や愛媛県のひがしやまといった郷土料理が知られている。
茨城県では生産量が全国1位のほしいもの魅力を伝えようと、糖度などの基準を満たし、審査で選ばれた県産品をトップブランドとして認定し、独自のロゴを付けて販売してもらう取り組みを行う計画である。
また、「茨城県ほしいもアンバサダー」を務めるのはタレント・谷まりあ(たに まりあ、1995年~)さん。毎日ほしいもを食べているという谷さんは、イベントなどに参加し、茨城県産ほしいもの魅力を発信する。