俳人・河東碧梧桐(かわひがし へきごとう)の1937年(昭和12年)の忌日。寒が明けて「立春」となる頃であることから「寒明忌(かんあけき)」ともされる。
1873年(明治6年)2月26日に現在の愛媛県松山市に生まれる。本名は秉五郎(へいごろう)。正岡子規の高弟として高浜虚子と並び称され、俳句革新運動の代表的人物として知られる。
季題と定型を無用とする自由律俳句を主張し、ヒューマニズム色のある個性的な俳句を生み出す。俳誌『海紅』『碧』『三昧』などを創刊する。後に自作を短詩と称した。63歳で死去。著書には『碧梧桐句集』や紀行文集『三千里』などがある。