東京都港区新橋に事務局を置き、チョコレート・ココアの普及・消費促進のための広報活動などを行う日本チョコレート・ココア協会が制定。
日付は日本において愛の表現として女性から男性にチョコレートを贈る日となっている「バレンタインデー」にちなむ。バレンタインデーのアイテムとして欠かせないチョコレートをさらにPRすることが目的。
チョコレート(chocolate)は、カカオの種子を発酵・焙煎したカカオマスを主原料とし、これに砂糖、ココアバター、粉乳などを混ぜて練り固めた食品である。略してチョコともいい、フランス語のショコラ(chocolat)と呼ばれることもある。イギリス人が固形のチョコレートを考案するまでは、チョコレートといえば飲み物を意味した。
チョコレートは、これまでの長い歴史の中で、嗜好品だけでなく、栄養の面からも様々な効能を持つ食品として、疲労回復やエネルギー源として用いられてきた。近年ではカカオに含まれる成分の研究が進み、抗酸化力のあるポリフェノールやその他の成分などの優れた生理機能が明らかにされ、健康に役立つことが分かってきている。
バレンタインデーにチョコレートを贈る習慣は、1958年(昭和33年)に製菓会社メリーチョコレートカムパニーが新宿の伊勢丹で販売促進キャンペーンを行ったことが始まりとする説がある。1年目は3日間で3枚、170円しか売れなかったが、その後、1970年代にはその習慣が定着し、現在ではチョコレートの年間消費量の4分の1がこの日に消費されると言われるほどの国民的行事となった。
「チョコレート」に関連する記念日として、2月1日は「ガーナチョコレートの日」、2月8日は「和ちょこの日」、8月18日は「ハイエイトチョコの日」となっている。