鹿児島県霧島市の妙見温泉振興会が制定。
妙見温泉(みょうけんおんせん)のある国道223号線沿いには、環境省より「国民保養温泉地」として指定されている多くの温泉地が連なっている。古くは奈良時代の和気清麻呂公や、幕末に活躍した坂本龍馬、西郷隆盛が愛したとされるこの温泉の路を「霧島湯路」と呼び、記念日を通して多くの人に知ってもらうことが目的。
1993年(平成5年)から国道223号線の数字にちなんで2月23日に交通安全運動や通りの清掃美化活動を行っていることから、この日を記念日としたもの。
記念日は2024年(令和6年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。
妙見温泉の泉質はナトリウム・カルシウム・マグネシウムを含む炭酸水素塩泉。液性による分類は中性、浸透圧による分類は低張性、泉温による分類は42℃以上の高温泉となっている。
天降川(あもりがわ)の河畔に旅館が集まっている。自然が豊かで各旅館とも露天風呂に力を入れており、近年は人気の高い温泉地の一つになっている。離れを持った超高級旅館などもあるが、元々は湯治場であり、自炊宿も多い。
その歴史は1895年(明治28年)の開湯で、妙見神社の旧跡から発見されたことに因む。1967年(昭和42年)に隼人・新川(しんかわ)渓谷温泉郷の一部として国民保養温泉地に指定された。