国際的NGO(非政府組織)の世界自然保護基金(WWF)が1996年(平成8年)制定。
日付は「さん(3)ご(5)」と読む語呂合わせと、珊瑚(コーラル)が3月の誕生石であることから。珊瑚の宝石言葉は長寿、幸福。
記念日を制定した年から沖縄県石垣島・白保にサンゴ礁の保護研究センターを建設する運動を展開し、2000年(平成12年)にサンゴ礁保護研究センター「しらほサンゴ村」が設立された。白保の海は、世界最大級といわれるアオサンゴの大群落を擁し、世界的にも貴重な自然が残る場所である。同センターではその調査と保全活動を行っている。
サンゴ(珊瑚)は、刺胞動物門に属する動物のうち、固い骨格を発達させるものである。宝石になるものや、サンゴ礁を形成するものなどがある。
サンゴの中には体内に褐虫藻という藻類を共生させているものがいて、それらは造礁性サンゴと呼ばれる。造礁性サンゴは褐虫藻から光合成産物を供給されるため比較的成長が早く、サンゴ礁を形成する。造礁性サンゴは光合成により多くのエネルギーを得ているため、光量の多い浅海域に生息する。
褐虫藻と共生を行わないものは非造礁性サンゴと呼ばれる。光合成によるエネルギーを得ないため、非造礁性サンゴには深海に生息するものもいる。