鹿児島県の喜界島の喜界町に本社を置き、農産物や薬草の栽培および販売などを行う株式会社喜界島薬草農園が制定。
日付は青汁の原料などに使用される「サクナ」の旬が春であることと、「サ(3)ク(9)ナ」と読む語呂合わせから。
サクナを使った製品を開発し、喜界島の活性化に寄与していくことが目的。記念日は2020年(令和2年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。この日を記念して同農園ではキャンペーンが実施される。
健康長寿の島として知られる喜界島では、セリ科のボタンボウフウ(長命草)のことを「サクナ」と呼ぶ。サクナは島に自生しており、「一株食べると1日長生きできる」という言い伝えがあるほどの生命力の高い植物である。
そんなサクナにはクロロゲン酸という成分が含まれており、血糖値の上昇を抑制する働きがあることが分かっている。また、サクナにはキャベツの6倍の食物繊維、豊富なポリフェノールが含まれており、古くから料理や民間薬など健康に役立てられてきた。
同農園では、隆起珊瑚の島である豊富な土壌の力と徹底的に食の安全を追求した無農薬・科学肥料不使用でサクナを栽培し、収穫後すぐに、鮮度を落とさないよう加工することにも成功し、本格的な生産と商品開発を行っている。
サクナ(ボタンボウフウ)を原材料とする同農園の商品には、食後の血糖値を抑える働きがある機能性表示食品として「島の太陽と潮風で育った青汁」や、サクナの恵みをそのまま閉じ込めた「島の長命草カプセル」がある。