1959年(昭和34年)のこの日、チベットの首都ラサにおいて中国共産党政府の抑圧に反発してチベット民族による民衆暴動が勃発した。
「チベット蜂起記念日」とも言われる。この日は同時に、2008年(平成20年)にチベット全土において非暴力デモが行なわれた日で、これを記念する日でもある。この日には、インドや北アメリカ、ヨーロッパ、日本などの各国や世界各地の亡命チベット人のコミュニティーにより記念行事が行われる。
下の写真は、2011年(平成23年)3月10日、ラサにあるチベット仏教の寺院トゥルナン寺のツクラカン(本堂という意味)において、チベット民族平和蜂起52周年記念日にあたり声明を発表されるダライ・ラマ法王である。
チベット民族は、60年以上にわたって自由を奪われ、恐怖と不安のなかで暮らしてきた。しかし、そのような状況にありながらも、チベット民族独自の文化的価値とアイデンティティを維持してきた。チベットのために命を犠牲にした勇敢な男性たち、女性たちに、敬意を込めて祈りを捧げると声明を発表している。