1998年(平成10年)に一般社団法人・佐渡観光協会が制定。
日付は「さ(3)ど(10)」(佐渡)と読む語呂合わせから。同協会では、この日を中心に「さどの日キャンペーン」を実施しており、3月の土・日・祝日にかけて協賛の宿泊施設に泊まると、宿泊料金をはじめ、船・バス・レンタカー・タクシー・観光施設・お土産店などをお得な料金で利用することができる。
佐渡島は、新潟県西部に位置する周囲262.7km・面積854.76km2の島で、その全域が新潟県佐渡市である。日本海側最大の島で、人口は約57,000人(2017年3月末)。
大化の改新以後、8世紀以前に佐渡国が置かれた。順徳天皇、日蓮、日野資朝などが配流(はいる:島流し)された地でもある。関ヶ原の戦いの後、佐渡は徳川家の支配地となり、1601年(慶長6年)に佐渡金山が発見された。佐渡金山は最盛期には国内一の金産出量を誇っていたが、江戸時代の終わり頃から衰退し、現在では金の採掘は行われていない。
文化としては西廻り航路が開かれ、西日本や北陸の文化が伝わってきたこと、また配流者が伝えた文化も含めた貴族文化や武家文化、町人文化が一体となって、佐渡特有の文化を形成していったといわれる。方言は佐渡弁と言われるもので、西日本方言の北陸方言に属している。
日本の伝統芸能である能が有名で、江戸時代には200を超える能舞台があり、現在も32余りの能舞台が残っている。人口当たりの能舞台数は、江戸時代も現在も全国一となっている。
農業は米作りを中心に、おけさ柿、ル・レクチエ(西洋梨)、リンゴなどの果樹栽培が盛んである。畜産業では古くから幻の牛といわれる佐渡牛がある。漁業ではカニ、エビ、イカ、ブリ、マグロなど様々な種類の魚介類が水揚げされるほか、加茂湖や真野湾で育てられる牡蠣や、日本海の荒波が育んだアワビ、サザエ、海藻類など、まさに海産物の宝庫である。