砂糖についての啓発活動を実施している「お砂糖“真”時代」推進協議会が2014年(平成26年)度に制定。
同協議会は、砂糖関係8団体(精糖工業会、日本製糖協会、日本ビート糖業協会、日本甘蔗糖工業会、日本分蜜糖工業会、日本砂糖輸出入協議会、全国砂糖代理店会、全国砂糖特約店協同組合連合会)を構成員とする。
日付は「さ(3)とう(10)」(砂糖)と読む語呂合わせから。また、同協議会は、11月30日を「いい(11)さ(3)とう(10)」(いい砂糖)と読む語呂合わせから、同じく「砂糖の日」に制定している。
画像元:調味料の百科事典
もともと3月10日は上記の語呂合わせで「砂糖の日」で、砂糖の優れた栄養価などを見直す日とされていたが、制定した団体などは不明であった。その後、同協議会がこの日を記念日として改めて制定した形となる。
同協議会は、2014年11月30日に東京プリンスホテルにて「砂糖の日」誕生セレモニーを、また、2015年3月22日に東京・有楽町のイトシア前広場において「砂糖の日」誕生イベントを開催した。砂糖についての啓発パネルの展示のほか、お砂糖キャラクター「シュガタン」も紹介された。
同協議会では、砂糖の良さを発信する日とし、3月10日は東日本大震災発生の前日ということもあり、「長期保存可能なエネルギー源」という砂糖の効用の啓発を通じ、防災について考える催事を実施していくこと、11月30日は「いい砂糖の日」の文字通り、砂糖のさまざまな効用をアピールすることとしている。
リンク:「お砂糖“真”時代」推進協議会
砂糖(sugar)は、甘みを持つ調味料(甘味料)である。物質としては糖の結晶で、一般に多用されるいわゆる白砂糖の主な成分はスクロース(ショ糖)である。サトウキビやテンサイなどを原料としてつくられる。
砂糖の歴史は古く、その発明は2500年前と考えられている。15世紀以降に大きく欧州に伝わり、植民地時代の奴隷による砂糖生産を経て大量生産へと至り、19世紀末にはそれまでの高級品ではなく一般に普及する食品となった。
日本で販売されている砂糖のほとんどには、賞味期限が記載されていない。その理由は食品衛生法やJAS法で、賞味期限の表示を免除されているためである。砂糖は品質の変化がとても少なく、カビや細菌などの微生物が繁殖するための水分がないため、長期保存ができる。
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