神奈川県横浜市及びその周辺地域における観光・コンベンションの振興を図ることを目的に設立された公益財団法人「横浜観光コンベンション・ビューロー」が2007年(平成19年)に制定。
日付は「さん(3)とう(10)」(三塔)と読む語呂合わせから。横浜三塔とは、横浜市中区の関内地区にある3つの歴史的建造物の愛称で、キングの塔(神奈川県庁本庁舎、高さ:約49m)・クイーンの塔(横浜税関、高さ:約51m)・ジャックの塔(横浜市開港記念会館、高さ:約36m)のことである。
横浜港のシンボルとして長年市民に親しまれている。この日を前後に、開港記念会館を中心として三塔で連携したイベントが開催され、記念コンサートや普段は非公開のジャックの塔にのぼるツアーなどが実施される。
都市開発が進んだことによって、周りにビルが建ち目立ちにくくなってしまったが、建った当時は他に目立つものはなく、横浜港に入港してくる船の目印になっていた。また、キングの塔には、横浜港の守り神である伊勢山皇大神宮の分霊が祀られていた。これらの塔の愛称は、入港する船の外国人船員達がトランプのカードに例えて名付けたと言われている。
現在では、この三塔を同時に見ることのできるスポット(神奈川県庁の正面、横浜赤レンガ倉庫、大さん橋国際客船ターミナル)を全てまわると願いが叶うと言う都市伝説があり、これを「横浜三塔物語」という。