2012年(平成24年)7月の国連総会で制定。国際デーの一つ。英語表記は「International Day of Happiness」。「ハピネスデー」や「幸福の日」としても知られる。
2012年6月に国連顧問のジェイム・イリエン(Jayme Illien)が提唱し、国連総会で193ヵ国の加盟国が満場一致で、国連決議として採択された。この日を中心として「幸福の追求」をテーマに様々な取り組みが行われる。また、世界がより幸福であるようにと願うとともに「幸福とは何か」について考える日でもある。
ブータンでは、1970年代初頭から国民所得に対する国民の幸福の価値を認識し、国民総生産(Gross National Product:GNP)に対する国民総幸福(Gross National Happiness:GNH)を目標とする採択がされた。この国民の幸福量を政策の指針とする姿勢は多くの反響を呼び、この国際デーにも繋がっている。
物質的な経済成長ではなく、人類の持続可能な発展、貧困撲滅、幸福の追求のためには、より包括的でより公平なバランスの取れた経済成長へのアプローチが必要と考えられている。
日本では、2月9日は「ふ(2)く(9)」(福)と読む語呂合わせから「福の日」「福寿の日」、5月29日は「こ(5)うふ(2)く(9)」(幸福)と読む語呂合わせから「幸福の日」となっている。