はらぺこあおむしの日(3月20日 記念日)

東京都中央区入船に本社を置き、「エリック・カールの世界」の日本におけるライセンスエージェント(商品化窓口)を担当する株式会社コスモマーチャンダイズィングが制定。

日付は「はらぺこあおむし」が美しいちょうちょになる瞬間が春の到来の喜びと重なることから、春分の日となることが多い3月20日を記念日としたもの。

はらぺこあおむし

エリック・カールの代表作『はらぺこあおむし』(原題:The Very Hungry Caterpillar)は日本で最も読まれている海外作家の絵本で、2026年(令和8年)に日本での出版50周年。これを記念し、この絵本とキャラクターの魅力をさらに広め、読書の大切さやそこから得られる教育的・芸術的価値を再認識してもらうのが目的。

記念日は2025年(令和7年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。

PLAY! PARK ERIC CARLE

この日を中心として、エリック・カールの描く絵本の世界観をテーマにしたキッズパーク「PLAY! PARK ERIC CARLE」(東京都世田谷区玉川 二子玉川ライズ・ショッピングセンター タウンフロント 8F)では「はらぺこあおむし」に関連したワークショップが開催される。

株式会社コスモマーチャンダイズィングは1984年(昭和59年)3月に設立した会社。商品化権許諾事業(ライセンシングエージェント)や展覧会の企画・運営、美術館複合施設の運営などを手がける。

エリック・カールの世界

エリック・カール(Eric Carle)は1929年(昭和4年)6月25日、アメリカ・ニューヨーク州シラキュースに生まれる。少年期は家族とともに西ドイツで過ごし、バーデン=ヴュルテンベルク州シュトゥットガルトで絵を学ぶ。1952年(昭和27年)、アメリカに戻り、グラフィックデザイナーとして働く。

1967年(昭和42年)、『くまさん くまさん なにみてるの?』(ビル・マーチン/文)で絵本作家デビュー。1969年(昭和44年)の『はらぺこあおむし』以降、様々なしかけを施した作品を発表。また、舞台美術や立体作品など絵本以外の活動も行う。

2002年(平成14年)、マサチューセッツ州アマーストにアメリカ初の絵本専門美術館「エリック・カール絵本美術館」を開館。2003年(平成15年)、影響力のある児童文学の作者に授与されるローラ・インガルス・ワイルダー賞を受賞。

2021年(令和3年)5月23日、マサチューセッツ州ノーサンプトンにて、家族に見守られながら息を引き取る。91歳没。著書に『はらぺこあおむし』『パパ、お月さまとって!』『10このちいさな おもちゃのあひる』『えをかくかくかく』など多数。

エリック・カールのイラストは、独創的かつ特徴的なコラージュ技法で描かれる。彼自身が彩色した紙を切り取り、重ね、組み合わすことで、思いがけなく複雑で鮮やかな色彩を生み出す。

彼のしっかりした自然感、子供達や動物への深い思い。このような要素が根底に流れるからこそ、彼の作品は永遠に読者を魅了し続ける。

鮮やかな色彩感覚によって彼は「絵本の魔術師」と言われる。彼が発表した絵本は40作以上にのぼり、代表作である『はらぺこあおむし』は70以上の言語に翻訳され、出版部数は5500万部を超えている。

リンクコスモマーチャンダイズィングWikipedia

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カテゴリー「3月の記念日」「今日は何の日

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