国際ノウルーズ・デー（3月21日 記念日）
国連総会で制定。国際デーの一つ。英語表記は「International Day of Nowruz」または「Nowruz Day」。「ノウルーズ国際デー」ともされる。
ペルシア起源の新年行事「ノウルーズ」を、2010年（平成22年）2月に国連が承認し国際デーとしたものである。ペルシア語の「nowrūz」は、ノウ（now）が「新しい」、ルーズ（rūz）が「日」を意味する。
太陽が春分点を通過する「春分」の日に当たり、農事暦上重要であることから、イランを中心に、中央アジア、アゼルバイジャンからアフリカまでに及ぶ広い地域で祝われる祭日である。3000年以上の歴史があり、世界中で3億人以上の人々によって新年の始まりとして祝われる。
ノウルーズは、相互尊重と平和の理想に基づいて、人々の関係を強くする上で重要な役割を果たす。その伝統と儀式は東洋と西洋の文明の文化的な古代の慣習を反映しており、人間の価値観の交換を通じて互いの文明に影響を与えてきた。2009年（平成21年）にユネスコ無形文化遺産にも登録されている。
