2012年(平成24年)12月の国連総会で制定。国際デーの一つ。英語表記は「International Day of Forests」。
森林は地球の陸地の3分の1を占め、世界中で重要な機能を果たしている。また、森林は陸上で最も生物学的に多様な生態系であり、陸上の動物・植物・昆虫の80%以上が生息している。森林は貧困撲滅、持続可能な開発においても重要な役割を果たすが、一方で森林破壊は地球規模で驚くべき速度で進んでいる。
この国際デーは世界で森林や樹木に対する意識を高め、自然環境の重要性について考える日である。国連は加盟国に対し、あらゆる種類の森林に関する活動を行うことを奨励しており、この日を中心として植樹や地域レベルでのイベントなどが開催される。
日本国内では林野庁が主催する植樹会・交流会などのイベントが開催される。各国の駐日大使や大使館・国際機関の職員、留学生なども参加し、人種・民族・国境を越えて交流を深め、樹木に親しむことで、森林を大切に思う心を世界に広げる機会となっている。
5月20日は「森林の日」、11月の第2日曜日は「九州森林の日」となっている。
リンク:United Nations、林野庁