国連が制定した国際デーの一つ。英語表記は「International Day of Solidarity with Detained and Missing Staff Members」。
1985年(昭和60年)のこの日、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)で働いていた元ジャーナリストのアレック・コレット氏が誘拐された。最終的に、彼は2009年(平成21年)にレバノンのベッカー高原で遺体で発見された。この国際デーは、世界各地で拘留中または行方不明の国連スタッフの早期解放・発見を求める日である。
2016年(平成28年)だけで、7人の国連スタッフが非国家主体に拉致され、4人が人質として拘束された。幸いにも全員が最終的に安全に解放された。しかし、国連の20人以上の民間人員が拘留されたままである。このうち6人は国連に対してその理由の説明もなく拘束されている。
近年、国連に対する攻撃が強まっているため、この国際デーがますます重要となっている。この日は、国連スタッフと平和維持軍、そして非政府組織や報道関係者の同僚を守るため、行動を結集し、正義を要求し、決意を強化する日である。
リンク:United Nations