愛知県名古屋市中区に本社を置き、トマトケチャップ・トマト調味料・飲料・その他の食品などの製造・販売を手がけるカゴメ株式会社が制定。
日付は「よい(4)トマト(10)」と読む語呂合わせから。
トマトの味の旬は「春」、収穫量の旬は「夏」とも言われていることから、新生活・新学期がスタートする「春」に美味しいトマトをたくさん食べて健康的な生活を送ってもらうことが目的。記念日は2020年(令和2年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。
カゴメは、1899年(明治32年)に創業者の蟹江一太郎が西洋野菜の栽培に着手、最初のトマトの発芽を見たことに始まる。その後、トマトソース(現:トマトピューレー)やトマトケチャップ、トマトジュースの製造・販売を行ってきた。
会社の設立は1949年(昭和24年)のことで、ブランド・ステートメントは「自然を、おいしく、楽しく。」である。現在のカゴメのロゴには上の画像のようにトマトが描かれている。黄色は「光・果実」、緑は「自然・野菜・さわやかさ・やすらぎ」、赤は「太陽・トマト・エネルギー」を象徴している。
社名にもなっている「カゴメ」の名前は、トマトなどの野菜を収穫する時に使われた籠の編まれた目「籠目(かごめ)」に由来する。そのため、昔の商標は三角形を二つ組み合わせた六芒星の「カゴメ印」だったが、1983年(昭和58年)に現在のロゴが制定され、その姿を消した。
同社のトマトを使った商品には、「カゴメトマトジュース」や「カゴメトマトケチャップ」「カゴメトマトピューレー」「甘熟トマト鍋スープ」「カゴメ基本のトマトソース」「濃厚あらごしトマト」など数多くある。