東京都新宿区北新宿に本社を置き、輸入雑貨の販売、キャラクターのライセンス事業などを手がける株式会社スタイリングライフ・ホールディングス プラザスタイル カンパニーが制定。
日付は「バーバパパ」が春生まれのキャラクターであることと、国連の提唱する「アースデー」(4月22日)が自然保護や動物愛護といった「バーバパパ」の絵本の理念と通じる要素が多くあることから。
同社はフランス生まれの絵本のキャラクターである「バーバパパ」の日本におけるエージェントで、2020年(令和2年)に「バーバパパ」が誕生50周年を迎えることを記念して、その魅力をさらに多くの人に知ってもらうことが目的。記念日は2019年(令和元年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。
「バーバパパ」(Barbapapa)とは、1970年(昭和45年)にフランスで誕生した絵本と、そのキャラクターの名前である。どんな形にでも変身できる不思議なキャラクターとして世界40ヵ国以上で親しまれてきた。
「バーバパパ」の元となるフランス語の「Barbe à papa」は元来「パパのひげ」のことで、転じて「綿菓子・綿飴」をも意味する。キャラクター名の「バーバパパ」は、「綿菓子」と「パパ」の2語をかけたものである。
「バーバパパ」の生みの親は、フランスの絵本作家アネット・チゾン(Annette Tison)とその夫のアメリカの絵本作家タラス・テイラー(Talus Taylor)である。
チゾンとテイラーはフランス・パリのリュクサンブール公園を散歩中、ある子供が両親に「barbe à papa(バーバパパ、フランス語で「わたあめ」)」と話しているのをテイラーが耳に挟んだ。アメリカ人のテイラーはフランス語が分からなかったため、その意味をチゾンに聞いたところ、インスピレーションを受け、パリのカフェでいたずら書きした手紙から「バーバパパ」が生まれた。
作品はフランス語で制作され、その後多くの言語に翻訳された。同題名で3度アニメ化もされている。日本では、児童文学作家・翻訳家の山下明生(やました はるお)によって初めて翻訳された。その翻訳作品は1972年(昭和47年)発行の絵本「おばけのバーバパパ」(偕成社)である。