新潟県糸魚川市に事務局を置き、糸魚川のまちおこしのために活動する市民団体「NPOまちづくりサポーターズ」が制定。
日付はヒスイ(翡翠)の「翠」から連想して「みどりの日」である5月4日とした。
糸魚川市は、日本唯一のヒスイ産出地であり、世界最古のヒスイ文化発祥の地でもある。ヒスイの魅力をさらに大勢の人に知ってもらい、まちおこしの機運の醸成を図ることが目的。
記念日は2014年(平成26年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。これを記念して、同団体は「ヒスイのまち糸魚川」のロゴマーク3種類を作成し、これらはFacebookの「写真」にて確認することができる。
また、糸魚川市では国石であるヒスイを含む豊かな自然や石探しツアーなど、石から広がる独自の価値を提供する「石のまち」プロジェクトを2019年(平成31年/令和元年)から展開している。
ちなみに、糸魚川という名称は糸魚川市のように地名になっているが、同市に糸魚川という川は存在しない。
ヒスイ(翡翠、jade:ジェイド)は、深緑の半透明な宝石の一つ。東洋(中国)、中南米(インカ文明)では古くから人気が高い宝石であり、金以上に珍重された。日本では2016年(平成28年)に日本鉱物科学会により国石として認定された。
ヒスイは全ての鉱物の中で最も割れにくい性質(靭性)を持っている。最高の硬度を持つ鉱物はダイヤモンドだが、ある特定の角度から衝撃を与えると簡単に割れる。一方、ヒスイは細かな結晶の集まりであるため、衝撃に弱い方向というものが存在しない。