一般社団法人板硝子協会、日本ウインドウ・フィルム工業会、一般社団法人日本サッシ協会、一般社団法人日本シヤッター・ドア協会、日本ロック工業会の5つの団体で構成される5団体防犯建物部品普及促進協議会が制定。
日付は、5団体が1つの共通標章ラベル(CPマーク)を制定し「安全」「安心」「防犯」の3つのキーワードを掲げて普及啓発活動をしていることから、5と1と3で5月13日を記念日としたもの。
防犯意識を高めるとともに、防犯建物部品の普及が目的。記念日は2025年(令和7年)4月24日に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。
5団体防犯建物部品普及促進協議会は、警察庁、国土交通省、経済産業省と官民を横断した「防犯性能の高い建物部品の開発・普及に関する官民合同会議」を設置し、各種建物部品の防犯性能の評価方法とその運用に関する検討を行い、現在17品目に及ぶ種類の「防犯性能の高い建物部品」(CP部品)の認定とともに普及促進に努めている。
「CP」は「防犯」や「犯罪防止」を意味する「Crime Prevention」の頭文字である。英語の「crime」は「犯罪」を、「prevention」は「防止」や「予防」を意味する。
防犯建物部品は、私たちの生活を守る重要な役割を担っているものの、その価値や機能が一般のユーザーの方々に十分に伝わっていないという課題があった。この状況を改善すべく、この記念日制定を通じてテレビ・ラジオなどのメディアに取り上げてもらう機会を創出し、また新たな情報発信手法も検討していく。
侵入行為に対してある一定の基準以上を試験でクリアした商品に認定がされ、製品にCPマークが貼り付けられている。侵入を諦める時間が5分以内と答えた犯罪者が7割となっている。CPマークの付いた製品は5分以上耐える優れた性能をもった安全・安心な建物部品である。
防犯性能は、人為的破壊行為による侵入手口に対する抵抗力を示すものである。侵入者がピッキングやドア錠のこじ破りなどの行為を開始してから建物内部に侵入可能な開口になるまでの時間を「抵抗時間」と呼び、商品ごとに定められた試験を行い、抵抗時間が5分間以上であることを確認されたものが「防犯性能の高い建物部品」(CP部品)として公表されている。
CP部品として、低層住宅用のドア、ビル・マンション用のドア、玄関用の引戸、自動ドアを含むガラス引戸、勝手口用のガラスドア、上げ下げ内蔵ドア、錠・電気錠・シリンダー・サムターン、サッシ、ウィンドウフィルム、雨戸、面格子、窓シャッターなどが挙げられる。
関連する記念日として、毎月18日は「防犯の日」、5月18日は「防犯対策の日」、7月8日は「防犯カメラの日」となっている。
リンク:5団体防犯建物部品普及促進協議会