東京都港区港南に本社を置き、シリアル食品の世界シェアトップブランド「ケロッグ」(Kellogg)を日本国内で展開する日本ケロッグ合同会社が制定。
日付はシリアルの代表である「コ(5)ーンフ(2)レーク(9)」にちなみ、朝食にシリアルを取り入れることで「こ(5)うふ(2)く(9)」(幸福)な一日を過ごしてもらいたいとの願いを込めた語呂合わせから。シリアルの認知度向上と、健康的な朝食文化としてのシリアルをさらに普及させることが目的。記念日は一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。
シリアル(cereals)とは、トウモロコシや麦などの穀物の総称、または穀物の加工食品を意味する。加工食品は日本では「朝食シリアル」とも呼ばれ、代表的なものとしてオートミール、コーンフレークがある。
オートミール(oatmeal)は、燕麦(エンバク)をひき割りにした食品で、水や牛乳でかゆ状に煮て、砂糖やジャム、はちみつなどを加えて食べる。古くからヨーロッパなどで食用とされてきた。
コーンフレーク(corn flakes)は、トウモロコシのひき割りに塩や砂糖、シロップなどを加えて蒸気で加熱した後、ローラーで薄くつぶして乾燥させた食品。牛乳や豆乳をかけて食べる。
コーンフレークは、ケロッグ社の創設者の1人であるアメリカのジョン・ハーヴェイ・ケロッグ(John Harvey Kellogg、1852~1943年)博士によって発明され、健康食品として販売されたものである。もう1人の創設者は、弟で初代社長のウィル・キース・ケロッグ(Will Keith Kellogg、1860~1951年)である。
アメリカ・ミシガン州バトルクリーク出身の兄弟は、1906年(明治39年)にバトルクリーク・トーストコーンフレーク会社を設立した。同社はコーンフレークの販売で大成功を収め、1922年(大正11年)に社名をケロッグ社と改称した。ケロッグはシリアル健康食品として爆発的に普及し、世界各国で広まっていった。
1962年(昭和37年)に日本法人として日本ケロッグが設立された。ケロッグを含むコーンフレークは、高度経済成長時代に健康朝食として大流行し、朝食の定番となっている。