新潟県新潟市江南区に本社を置き、楕円形の洋風せんべい「ハッピーターン」などの米菓・菓子を製造・販売する亀田製菓株式会社が制定。
日付はブランド名「ハッピー(幸福)」から「コウ(5)フ(2)ク(9)」と読む語呂合わせで5月29日を記念日としたもの。
同社の「ハッピーターン(HAPPY TURN)」は洋風の甘いお菓子のようなおせんべいをコンセプトに開発され、1976年(昭和51年)に発売したロングセラー商品。
ハッピーパウダーと呼ばれる「粉」により、甘くてしょっぱい味で食べ出したら止まらない「ハッピーターン」を食べてハッピーな気持ちになってもらうことが目的。記念日は2024年(令和6年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。
亀田製菓株式会社は1946年(昭和21年)9月に創業し、1957年(昭和32年)8月26日に設立した会社。資本金は19億4613万円、売上高は955億3400万円(2024年3月期・連結)、従業員数は4040名(2024年3月31日時点・連結)、東証プライム市場に上場しており、証券コードは2220となっている。
同社のパーパス(存在意義)は「Better For You」である。お米の恵みを美味しさ・健康・感動という価値に磨き上げ、健やかなライフスタイルに貢献する。同社のビジョン(目指す姿)は「Rice Innovation Company」である。製菓業から米業へ。お米の可能性を最大限引き出し、世界で新価値・新市場を創造する。
「ハッピーターン」はツイてるしあわせ!あまじょっぱい魔法のパウダーがクセになる美味しさ。キャッチフレーズは「しあわせがもどってくるくるハッピーターン」である。
ハッピーターンが開発されていた時期は、第一次オイルショックの影響で、日本中が不景気な状態だった。そこで、文字通り幸せ(ハッピー)がお客様に戻って来る(ターン)ように、願いを込めて新商品に「ハッピーターン」と名付けた(関連記事)。
包み紙がキャンディー包装になっているのは、たっぷりのパウダーをとれないようにするため。そして、たべやすくするため。さらに包み紙には、ターン王子やハッピー王国のヒミツなど、いろいろ紹介している。中には「ラッキー包み紙」もあるらしい。
ハッピーパウダーの原料は砂糖・塩・アミノ酸・タンパク加水分解物である。数種類のアミノ酸を加えるため複雑な味があり、俗に「魔法の粉」などと呼ばれることもある。
関連する記念日として、同社は10月10日の「10」の「1」が「亀田の柿の種」の種で、「0」がピーナッツに見えることから10月10日を「亀田の柿の種の日」に制定している。