「ハッピーターン」の名前の由来

「ハッピーターン」は、新潟県新潟市江南区に本社を置く亀田製菓株式会社が製造・販売する米菓の商品名であり、1976年(昭和51年)に発売された。

1976年
ハッピーターン(1976年)

ハッピーターンが開発されていた時期は、第一次オイルショックの影響で、日本中が不景気な状態で暗い時代だった。そこで、当時の開発者たちは「幸せ(ハッピー)がお客様に戻って来る(ターン)」ように願いを込めて、新しい商品に「ハッピーターン」という名前を付けた。

商品パッケージには英語で「HAPPY TURN」やキャッチコピーの「おいしささわやか 欧風せんべい」という文字を確認できる。

ハッピーターンの特徴でもある、独特の風味のある粉は「ハッピーパウダー」と呼ばれる。開発当時に一般的だった「堅焼きでしょっぱい醤油味」というせんべいとは異なる、洋風の甘いお菓子のような味にするために開発された粉である。

そのハッピーパウダーがせんべいから落ちにくく、手も汚れないようにとの配慮から、せんべい1個1個をフィルムでキャンディーのように包む個包装となった。これもせんべいとしては初めての試みだった。

2021年
ハッピーターン(2021年)

ハッピーパウダーの原料は砂糖・塩・アミノ酸・タンパク加水分解物である。数種類のアミノ酸を加えるため複雑な味があり、俗に「魔法の粉」などと呼ばれることもある。2021年(令和3年)時点の商品パッケージには「ハッピーパウダーで とまらない おいしさ!」とのキャッチコピーがある。

このハッピーパウダーの量を増やした「ハッピーパウダー250%ハッピーターン」などの商品がある。その他、期間限定の商品として「焼とうもろこし味」や「えだ豆味」「やみうまシーフードバター味」などの種類もある。

CMのキャッチフレーズには「しあわせがもどってくるくるハッピーターン」という台詞がある。そんなハッピーターンは2021年に発売から45周年を迎えた。これを記念して期間限定のコンセプトショップの開催や、限定商品が発売される。

リンク亀田製菓Wikipedia

2021/9/2

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